群馬県警の臨場率 最高99.6% 今年上半期

 今年上半期(1~6月)に群馬県警が取り扱った遺体で、事件性の有無を判断するため検視官が現場に立ち会った割合(臨場率)は、前年同期比7ポイント増の99.6%で過去最高を更新したことが17日までに、県警のまとめで分かった。扱った遺体1270体のうち、出動機会が重なるなどして立ち会わずにチェックしたのは5体だけだった。

 捜査1課によると、県警の臨場率は右肩上がりで向上。上半期で比較すると07年に12.9%だったが13年に5割を超え、15年83.3%、16年92.6%だった。

 扱った遺体のうち、解剖したのは前年同期比10体減の46体。このうち遺族の承諾なしに解剖できる死因・身元調査法に基づく解剖は3体増の6体だった。

 07年の力士暴行死事件などで犯罪死の見逃しが相次いだことを受け、政府は死因の究明体制を強化。当初は3人だった県警の検視官は年々増員され、本年度から7人になった。

 現場に行けない場合も、専用端末で現場から送られた遺体の画像を見て不審点がないか確認している。吉田武・同課検視官室長は「火葬後に遺体の捜査はできない。犯罪死の痕跡を見逃すわけにはいかない」と話す。

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