夫婦別勘定はお金が全く貯まりません 責任者交代制でゆるくorガッチリ貯めよう

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共働きの夫婦で増えているのが夫婦別勘定。

住宅ローンはご主人、生活費は奥様、レジャー費は適当、という感じで夫婦それぞれがお財布を握っている家族が急増中です。

お互いに干渉することなく好きなことにお金を使えるのでストレスフリーですし楽です。

けどこれは貯金にとっては最悪な事態。私の知る限り、別勘定制度のご家族は貯金がほぼゼロに近いです。

その理由と対策をまとめましたので、心当たりのある奥様、ご主人様はどきどきしながら読んでくださいね。

もちろん別勘定制でガンガン貯めているご夫婦もいらっしゃるので、そんな堅実ご夫婦は軽く読み飛ばしてください。

司令塔無きチームは敗北あるのみ

「お財布をそれぞれが管理している」ということは責任者がいないということです。

監督がいないサッカーや野球のチームはたまには勝てますが常勝軍団にはなれません。

サッカーの日本代表やプロ野球、高校野球だって選手の力だけではなく監督によって大きく勝率が変わります。それは家計だって同じなのです。

プレイヤーが2人で監督がいなければ2人とも肩の力を抜いて、ゆるく生活してしまうのは当然のこと。目標も決めずにただお金を減らし続けるだけです。

コンビニで飲み物を買ったり、ランチでちょっと贅沢したり、ついついタクシーに乗ってしまったり。

それぞれが別勘定でお財布を持っていると「いったい我が家は毎月いくら使っているのかさっぱり分からない」という状態に陥ります。

けど、それぞれの収入があるので生活に支障がありません。だから特に危機感を持たずにだらだらと無駄なお金を支払い続けることになります。

貯金をしたいと思っているのであればノー監督生活は早めに終止符を打ちましょう。

家計も会社の経理と同じ! 管理者を決めよう

「自分が一生懸命働いたお金だから、配偶者といえども権利を握られたくない」と考えてしまう人が多いですが、まずはその考えを改めましょう。

家計の管理は会社の経理と同じです。経理がいなければ収入も支出も把握できず、会社経営は成り立ちませんよね。

家計だって同じことです。どちらかがすべての収入を把握して、予算配分を行いましょう。

1人が握り続けるのに抵抗があるのであれば毎月交代制をおすすめします。1月は奥様が家計を管理、2月はご主人が家計を管理、という感じです。

こうすることで、毎月引継ぎをすることになりますので、不明瞭な点や余計な支出を作ることなく家計を運営できます。

ゆるく貯金派としっかり貯金派の責任者交代制度

では、さっそく責任者交代制度の具体的な方法をご紹介します。

緩めとしっかりめの2パターン用意してありますので好きなほうを選んでくださいね。

最初は緩めでスタートして慣れてきたらしっかり貯金派になるのもありです。

この制度をスタートする前に絶対にやっておいてほしいのが家賃や光熱費などの口座引き落としの手続きです。

引っ越したばかりで後回しになってしまっている場合もあると思いますのでチェックしておいてください。

緩く貯金派の責任者交代制度

がちに取り組むのはちょっと、というご夫婦はこちらがおすすめです。家計簿はつけなくてオッケーなので身構えずに取り組みましょう。

分かりやすく手順をまとめてみましたので、まずは目を通してください。

(1) 責任者を決める
(2) 住宅ローン、生命保険、家賃、自動車保険、インターネット代などの定額出費を書き出して残りの金額を把握する
(3) 光熱費、携帯代、交通費などの金額を差し引く
(4) 貯金額を決定する
(5) 食費、日用品代などを決定する
(6) 残りを各自のお小遣いとする(お小遣いの中に交際費や化粧品代、服代などを含めること)
(7) 給料日前日に残ったお金は貯金に回して責任者の交代

簡単に言えば、毎月必ず出ていくお金を先に予算配分してから貯金額を決めてお小遣いを決定するだけです。

手順にして書き出すと面倒くさそうに見えますが実際にやってみると10分程度で終わる作業なのでご安心ください。

腕の見せ所は「貯金した上で月末にどれだけ多く残すことができるのか」という点です。貯金額の設定と、食費と日用品代をいかに低く抑えるかが勝負の分かれ道。

最初から貯金額を多く設定してしまうと後から苦しくなりますが、緩く設定しすぎるとお金が貯まりません。微妙なラインを見極めながら貯金金額を設定してみましょう。

しっかり貯金派の責任者交代制度

しっかり貯金したいご夫婦は、家計簿をつけましょう。

家計簿をつけること以外は緩く貯金派と同じです。給料日後に責任者が予算配分をします。予算配分が完了したら、責任者は毎日家計簿をつけます。

家計簿は無料ソフトやアプリが沢山ありますが、複数端末でログインできる家計簿アプリを選びましょう。

アプリがあればスマートフォンで記録できるのでお金を使うたびに、すぐに家計簿をつけることができます。

責任者にならなかった配偶者は、お小遣いは自由に使ってよいですが、お小遣い以外の出費(食費や交通費)などの出費があった場合は家計簿に記録してください。

複数端末でログインできるアプリを使えば引継ぎも簡単。

お互いに家計の状況をリアルタイムで把握することができるので、日々の節約意識もかなり高くなります。

アプリや家計簿ソフトを使えば年間を通じた支出の総額や月ごとの差がすぐに分かるのでどちらが責任者の時のほうが、より節約&貯金できているかどうか一目瞭然。

2人で貯金通帳と家計簿アプリを見ながらお酒が飲めるほど楽しくなるはずです。

まとめ

家計といえども、2人で働いていればその月間収入はちょっとした個人商店の月間売上に匹敵します。

それを、お互いが干渉せずに好き放題使っていればお金は貯まりません。

貯金をしたいのであれば、家計の管理者を決めて家計管理は一任しましょう。

夫婦交代制度にすると、面倒な家計管理もゲーム感覚で楽しめるようになります。(執筆者:平林 亮子)

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