山林歩いて火災の復旧支援 釜石、トレッキング企画

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 釜石市平田(へいた)の尾崎半島で5月に起きた山林火災の復旧を促すため、同市の市民団体尾崎100年学舎(がくしゃ)(久保晨也(しんや)代表)は、山火事跡地を案内し、参加費を復旧に充てる「再生トレッキング」に乗り出した。16日は県内外の17人をガイド。413ヘクタールを焼いた大火は全国的に関心を集めている。現地で惨状を伝え、善意を早期復旧の推進力にする。

 再生トレッキングは1人500円の参加協力費を集め、苗木代などに充てる。6月下旬に初回を行い、今回が2回目。同市や二戸市、気仙沼市などから参加した。尾崎白浜集落を発着点に、半島東部の山奥にある尾崎神社奥の院付近まで往復10キロ弱を歩いた。

 火災から2カ月が過ぎ、延焼域には20~30センチの草が伸び始め、カエルやクモなどの小動物も戻った。根元が焦げながら、新しい緑の葉を付けるスギもあった。

 県や市のまとめでは、被害額は7億4500万円。同組合によると、苗木は1本約200円で、仮に全域に再植林すると約1億3千万円かかる。負担が重く、再植林を迷う山主も多い。

 100年学舎は月1回程度、同イベントを行う予定。参加者に被災木製のキーホルダーを販売し、売り上げの一部を復旧に充てる。

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