漂泊の俳人・井上井月の魂に触れて 新潟で映画上映会と講演会

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映画「ほかいびと」でテーマにした井上井月について語る北村皆雄監督=15日、新潟市中央区

 江戸時代の長岡に生まれた俳人井上井月(せいげつ)をテーマにした映画「ほかいびと-伊那の井月」の上映会と、北村皆雄監督の講演会が15日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。北村監督は井月の死を表現した最終盤のシーンを長岡市で撮影したと説明し「漂泊した井月だが、魂は最後にふるさとに帰ったのでは」と語った。

 にいがた文化の記憶館(中央区)が、同館で開催中の企画展「漂泊の俳人井上井月」に合わせて開き、約80人が参加した。

 上映された「ほかいびと」では、舞踊家の田中泯(みん)さん演じる井月が、信州・伊那谷(現伊那市)の人々から酒や宿を提供してもらいながら1800もの句を作った姿を描いた。北村監督は「朝露のままで手向けん蓮の花」などの句を挙げ、「句の多くは世話になった家をことほぎ、また死者を悼む内容。井月は伊那の人々の温情に、俳句をもって応えていた」と語った。

 企画展は9月24日まで。休館は月曜(7月17日、9月18日は開館)と7月18日、9月19日。

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