NTN、軸受け熱処理工場竣工

能登で一貫生産

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 ベアリングメーカー大手のNTN(本社・大阪市西区、社長・大久保博司氏)はこのほど、生産子会社のNTN能登製作所(社長・山崎貴史氏)が石川県羽咋郡志賀町で建設を進めていた新しい熱処理工場が完成したと発表。能登地区で産業機械向け軸受けの一貫生産体制を構築した。6日には大久保社長や石川県の谷本正憲知事らが出席し、現地で竣工式が行われた。

熱処理工場が完成したNTN能登製作所

 敷地面積は約10万6500平方メートル、既存工場は延べ床面積1万5千平方メートルで、同敷地内に延べ床面積約6600平方メートルの熱処理工場を増築したもの。

 これまで能登地区にある複数の関連工場で鍛造、切削した後、三重県桑名市の工場で熱処理していた。新工場が完成したことで鍛造から組立てまで一貫して能登地区で完結でき、輸送コストの削減や生産リードタイム短縮による安定供給を実現する。

 同社では創業以来、三重県桑名市で産業機械向け軸受けを生産してきたが、災害時のリスク分散や大型軸受けの生産強化のため2007年以降、能登地区にNTN羽咋製作所、NTN宝達志水製作所、NTN志賀製作所、NTN能登製作所を設立。

 現在では能登地区を産業機械向け軸受けの第二の生産拠点として位置づけ、風力発電装置に使用される大型軸受けや産業機械アフターマーケット市場向けの各種軸受けを生産している。

 NTNは1934年設立、資本金543億円。従業員2万4665人で、17年3月期連結売上高は6833億円。

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