大同特殊鋼、知多の粗鋼増産

7~9月、計画比2万トン=需要増に対応

©株式会社鉄鋼新聞社

 大同特殊鋼(社長・石黒武氏)は、特殊鋼生産のメーン拠点である知多工場(工場長・川西邦仁執行役員)でフル生産状態が続き、今年度下期もこうした状況が続くと見込まれることから、例年電力ピークとの関係で減産する7~9月に生産レベルを引き上げ、粗鋼を3カ月間で約2万トン上積み(計画比)する計画。

 知多工場は、製鋼プロセス改革により150トン電気炉の新設、物流の整流化などによる能力増強、品質・コスト競争力強化を実施。2013年11月から新体制で稼働しており、これにより粗鋼生産能力は2割アップし年産180万トンの体制となった。

 現在、自動車向けのほか、軸受、産機向け半導体製造装置関連やハードディスク向けなどのステンレス鋼についても生産は堅調。製鋼プロセス改革の成果が発揮され、フル生産を続けている。

 この状態が下期も継続し、当初計画比で生産量は上振れする見通し。

 外部からの素材購入なども少量ながら実施しているが、安定供給を継続するため電力会社とも話し合い、例年夏場に実施する減産を極力行わずに7~9月の生産量を当初計画比で約2万トン上積みする計画。

あなたにおすすめ