日新鋼管の自動車用中空スタビライザー向け鋼管、生産能力15年比5割増強

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 日新鋼管(本社・東京都千代田区、社長・日暮淳一氏)は、自動車の中空スタビライザー向け鋼管の生産能力を増強する。蒲郡工場(愛知県蒲郡市)にある造管機2基に生産効率アップの設備投資を実施。勤務形態の見直しなども検討し、2015年比で50%増を目指す。

 自動車のスタビライザーは現在、鋼管素材は4割ほどで、残り6割は中実部材が使用されている。

 ただ近年、環境問題や軽量化ニーズなどから中空部材が急激に増加。日本国内だけでなく、欧米や中国でもニーズが出てきており、20年までには鋼管使用の中空部材が全体の6割を占めるとみられている。

 中空スタビライザーの急激な需要増によって、同社の蒲郡工場は前期フル操業状態。そのため、前期はスタビライザー以外の製品を下妻工場(茨城県下妻市)で対応した。

 今後も堅調な需要が見込まれることから、蒲郡工場でスタビライザー向け鋼管を製造するGT6(外径13・3~25・4ミリ、肉厚1~4ミリ)とGT7(外径20・7~60・5ミリ、肉厚1~6ミリ)の造管機2基について、アンコイラーや造管後の切断工程などで設備投資を実施する。

 設備投資をする造管機2基をスタビライザー向け専用ミルとして活用し、今下期には増産体制を構築する。国内のほか、現在販売先の3割ほどを占める米国内の日系メーカー向けなどで拡販を図っていく。

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