シマブンコーポレーション、「作業者見守りシステム」開発

「労働安全衛生展」に出展

©株式会社鉄鋼新聞社

 シマブンコーポレーション(本社・神戸市灘区、社長・木谷謙介氏)は、作業者一人ひとりの体表面温度や脈拍などの生体情報のほか、活動状況・周辺環境の各種情報を把握・フィードバックできる「作業者見守りシステム」の開発に取り組んでいる。専用センサーにより、作業者ごとに生体情報を把握するシステムで、あす19日から21日まで東京ビッグサイトで開催される「メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2016」の労働安全衛生展にプロトタイプを出展する。2018年4月の製品化を目標とし、まずは鉄鋼業をはじめ、造船・化学など製造業のニーズを確認したいとしている。

 同システムは、間藤卓教授(自治医科大学救命救急センター長・埼玉医科大学高度救命救急センター客員教授)と連携しながら、自動車部品・センサー大手のアルプス電気と開発を進めた。センサーから得られた各種情報に基づき、「高温多湿現場における活動リスク」「転倒・ふらつき」「作業場所」などを検知し、人的要因による災害を未然に防ぐ可能性を高めるほか、データを蓄積・解析することで作業者一人ひとりに合った検知を行う。管理者につながるメーン回線のほか、異常が検知された場合、近くの作業者に通報するサブ回線もあり、異常発生時に早期対応・早期処置が可能としている。

 このほか、手軽に導入できるよう、既存のヘルメットに装着できる簡便性だけでなく、通信方法もスマホ支給を前提としないなど「コストミニマムを追求した」ものにしたい考えだ。

 シマブンは大手鉄鋼メーカーの作業請負も手掛けており、現在は構内で実証実験を重ねている。同時に製品自体もより使いやすいように改良を図り、18年4月の製品化を目指している。

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