原口、“飼い殺し”の危険も…ヘルタSDが「ゲンキへの契約延長提示は絶対にない」と明言

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 ロシア・ワールドカップが1年後に迫る今夏の移籍は、夢舞台への出場にも影響を及ぼすために、とりわけ代表選手にとっては大きな問題となる。一時、プレミアリーグ行きが濃厚視されていた日本代表の原口元気も今、重要な決断を迫られている。
 
 2014年の夏に、浦和レッズからヘルタ・ベルリンへと旅立った原口。昨シーズンは1ゴールに終わったものの、献身的なハードワークでチームの中心となった。

 そんな日本代表MFは、昨シーズン終了後にチームからの契約延長オファーを蹴って退団を示唆。プレミアリーグに昇格するブライトンへの加入が目前に迫っていると、英国メディアなどで報じられた。
 
 ヘルタ・ベルリンも、原口の対応を受けて補強を敢行。オーストラリア代表のサイドアタッカーであるマシュー・レッキーをインゴルシュタッドから引き抜き、さらにザルツブルクのヴァレンティノ・ラザロの獲得も合意目前という段階にまでこぎ着けている。
 
 一方で原口のブライトン入りは、2018年まで契約を結んでいるヘルタ・ベルリンが設定した違約金に加え、労働許可証の取得など障壁が多く、ここにきて暗礁に乗り上げている感がある。
 
 そんななか、ヘルタ・ベルリンのミヒャエル・プレーツSDはドイツ誌『キッカー』の取材に対し、「昨シーズンよりも気持ちが整理されているように思うね」と原口の現状を伝えたうえで、「我々からゲンキに新しいオファーを提示することは絶対にない」と語っている。
 
 現地時間7月15日と16日に行なわれた3部クラブであるロート・ヴァイス・エアフルト(〇3-0)とカール・ツァイス・イェーナ(〇2-0)との練習試合では右SBとして45分間ずつプレーした原口。このままでは、不慣れなポジションでのプレーを強いられるどころか、“飼い殺し”の危険性もある。
 
 はたして、今後、原口はどのような動きを見せるのか? 残留となれば、定位置を失った状態で苦しいシーズンを迎えることになりそうなだけに、今夏中の動向を注視したい。
 
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