医師の日野原さん死去 県内からも惜しむ声

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 100歳を超えても現役内科医として診療に当たり、著作や講演など幅広く活動してきた聖路加(せいるか)国際病院名誉院長の日野原重明さん(105歳)が死去した18日、徳島県内のゆかりの人からも惜しむ声が上がった。

 日野原さんは、退職した人たちが新たな価値観を見いだし、自立を目指す「新老人運動」を提唱し、2000年に「新老人の会」を立ち上げた。10年4月には徳島支部が発足し、2年ごとに日野原さんを招いた講演会が行われた。

 支部代表世話人の内科医板東浩さん(60)=徳島市中昭和町1=は「温厚な性格で、音楽療法やプライマリーケア(初期医療)医学など多岐にわたって指導を受けた。日野原先生の活動は後世に語り継がれると思う」と悼んだ。

 日野原さんの講演は昨年1月が最後となった。支部世話人の五藤喜久子さん(82)=徳島市助任本町1=は「気遣いのできる本当に素晴らしい人。昨年は竹ちくわを『おいしい』と言って2本も食べられた」と振り返り、「突然の訃報に胸が締め付けられる思いだ。日野原さんの生き方を見習ってこれからも頑張りたい」と声を震わせた。

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