「無限の可能性信じて」 X JAPAN 7万人動員ツアーを横浜で打ち上げ

©株式会社神奈川新聞社

 ロックバンド「X JAPAN」が17日、横浜アリーナ(横浜市港北区)で大阪城ホール(大阪市中央区)から展開してきた6日間のツアーを打ち上げた。この日は、元メンバーのTAIJI(享年45)の命日ということもあり、リーダーのYOSHIKI(51)は、「きょうは親愛なるTAIJIが旅立った日です。ロックっていう言葉が合うアーティストだったね」と語り、ボーカルのToshl(51)とTAIJIが作曲した「VOICELESS SCREAMING」を披露し、故人をしのんだ。

 2都市で7万人を動員したツアー。YOSHIKIが米ロサンゼルスの病院で5月に、持病の頸椎(けいつい)人工椎間板置換の手術を受けていたため、開催を協議していたが、6月にピアノ演奏のみで、YOSHIKIがツアーに参加することを表明。バンド史上初めて、全編アコースティックでライブを行うことを決めた。

 「ドラマーがドラムをたたけないなんて」と声を詰まらせたYOSHIKI。客席から励ますような拍手が送られると、「Xは『無限の可能性』という意味を持つ。不可能なんて何もない。何があっても負けない。諦めない。100回倒れてもまたはい上がってくる」と決意をにじませた。

 ステージでは「FOREVER LOVE」などの代表曲から、最近のライブでは演奏されることが少なかった「ART OFLIFE」など貴重な曲を含む25曲を演奏。初めて海外で夏フェスに出演した際に初披露された「MIRACLE」は女性シンガーのアシュリー・ナイトがゲストとして出演し会場をわかせた。

 それぞれのソロコーナーでは、ギター・バイオリンのSUGIZO(48)が、兄と慕うHIDE(享年33)の「ピンクスパイダー」をバイオリンのみで演奏。思いを伝えるように弓を天に高く掲げる姿に、涙を流す人もあった。

 アンコールでは、1万2000人と、「ENDLESS RAIN」を大合唱。ファンから、寄せ書きで埋め尽くされた大きな横断幕を贈られたYOSHIKIの目には、再び涙があふれていた。

 ドラム演奏は年内復帰を目標としているYOSHIKI。バンドは21年ぶりとなるアルバム制作が進行中という。

あなたにおすすめ