福井豪雨の映像、ユーチューブに

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住民らが撮影した動画などを編集した「福井豪雨映像アーカイブス」

 2004年の福井豪雨の記憶が風化するのを防ごうと、国土交通省福井河川国道事務所は、住民らが撮影した被害の記録「福井豪雨映像アーカイブス」を、動画投稿サイト「ユーチューブ」で再発信している。18日で発生から丸13年となる中、濁流にのまれる福井市街地などの惨状を克明に伝えている。

 07年に国や県、福井市、鯖江市、福井大などで作成委員会を立ち上げて資料提供を呼び掛け、約40の個人・団体から多くの動画、写真が寄せられた。約10~15分間の映像に編集し、足羽川編、嶺北編、学術編、ダイジェスト編の4種類を作成した。08年秋から同事務所のホームページで公開しているが、より多くの人に見てもらおうとユーチューブを活用した。

 福井市街地や美山地区、一乗地区、鯖江市、大野市、池田町など広い範囲で起きた浸水、土石流、漂着物の被害を収めている。秒速2~4メートルの濁流が堤防や道路を削り、家や車を押し流す様子が映し出されている。橋に流木などが引っかかって下流でさらに大きな被害を及ぼすなど、多くの教訓が含まれている。

 福井河川国道事務所の山本一浩・河川管理第1課長は発生当時、福井市蔵作町で被災した。「九州で大きな水害が起きているが、福井でもいつまた起こるか分からない。人ごとと思わず、福井豪雨をいま一度思い起こし、防災・減災の意識を高めてほしい」と話している。

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