救急出動過去最多 横浜市消防局17年上半期まとめ

 横浜市消防局は2017年上半期の火災・救急概況をまとめた。救急出動件数が過去最多を更新するなど増加傾向にあるため、対策として、需要予測に関して横浜市立大と共同研究を開始した。

 救急出動件数は9万4332件。前年同期比で4105件増え、過去最多を更新した。1日当たりの平均出動件数は521件となり、2分46秒に1回の頻度で出動した計算になる。救急搬送人員は8万2102人で65歳以上が全体の約6割、75歳以上が約4割を占めた。

 同大と開始した共同研究は、同局が保有する救急統計や市の人口や高齢化推移などを基に、データサイエンスの手法で救急需要を予測する。同局では「救急需要予測を基に救急車の効率的な運用や救急隊の適正な配置などの施策に生かしたい」と話している。

 一方、火災件数は427件で前年同期比40件増となり、特にたばこを原因とする火災が同17件増えた。死者は13人で前年同期と同数で、うち10人が65歳以上だった。

 住宅火災は132件で25件減った。住宅火災の出火原因は「こんろ」が最多で27件(20.5%)、「たばこ」23件(17.4%)、「ストーブ」20件(15.2%)の順。

 死亡した13人は全員住宅火災が原因によるもので、7人は電気ストーブによるものだった。11人の自宅には住宅用火災警報器が未設置だった。

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