福山・熊野町住民運営商店5周年

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 福山市熊野町の住民による独立法人が運営する商店「熊野ふれあい広場 クローバー」が開店5周年を迎えた。スーパーやコンビニがない同町で、住民が買い物や交流ができる貴重な場として地域を支えているが、スタッフの高齢化が悩みの種。22日には5周年記念の感謝祭を開く。

 クローバーは地元で取れた野菜や市内の漁業者から仕入れた水産物、108円均一の生活雑貨などを販売している。買い物客やスタッフが雑談できるスペースもあり、町内の交流イベントなどにも活用されている。

 2012年7月にスーパーの空き店舗を改装してオープンし、広さ約200平方メートル。当初は開店時間を午前10時〜午後6時としていたが、朝食に必要な食材を購入するといった住民の要望に応える形で現在は午前8時半から営業している。日曜祝日が休み。8月からは健康面などで店舗に来られない高齢者らのために、町内各戸を巡回する移動販売を始める予定。

 現在、スタッフは24人。清掃やレジなど役割分担し、交代制で運営に当たる。スタッフは当初は無償としていたが、「無償ボランティアは長続きしない」と方針変更し、2年ほど前から手当を支給するようになった。

 ただスタッフの安定的な確保には課題が残る。今年初めごろには人手不足から通常は商品の発注業務などに当たる田中光洋副理事長(69)がレジに終日立つこともあったという。年齢層も大半が70代以上で田中副理事長は「長く続けるためには、下の世代にも運営に関わってもらえるようにしなければ」と頭を悩ませる。

 感謝祭は午前11時から約4時間。かき氷やカレーライスといった飲食コーナーのほか、木工体験や音楽演奏などがある。22日までにクローバーで千円以上の買い物をした人を対象に、プロ野球・広島カープの観戦チケットが当たる抽選会もある。問い合わせはクローバー(084—959—1313)。

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