全国にファンがいる老舗文具店の看板娘を直撃

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ファン特製の似顔絵うちわでポーズをとる「お団子頭」さん

 神戸の老舗文具店ナガサワ文具センターの人気店員、「お団子頭さん」。アップにしたヘアスタイルから、この愛称で呼ばれる彼女をSNSで知ったファンが、兵庫県内外から訪れます。「店頭プレゼントにして」と手作りの似顔絵グッズを持参する人、「接客して欲しい」と出勤日に合わせて来店する人…。お団子頭さんってどんな人? (ネクスト編集部)

 

■「写真は…ごめんなさい」

 生まれも育ちも神戸。もともと文具が好きで、店頭の求人ポスターをきっかけに入社。以来10余年になるそうです。

 古くからの顧客が多い老舗の魅力を若い世代にもアピールしようと、SNSで情報発信。限定商品や新商品、イベント情報などが若い世代の心をつかんだそうです。

 リアルの接客も細やか。常連さんが使用するペンの種類は把握済みで、来店時はレジ横に替え芯をさりげなく置きます。「私たちにとっては当たり前です」といたって謙虚。

 

■お薦め神戸文具

 勤務するのは、神戸ハーバーランドにある「NAGASAWA 神戸煉瓦倉庫店」。周辺には神戸ポートタワーやメリケンパークの観光名所が集積するため、旅行者や家族連れも多いそう。

 そんな人向けに店内に取りそろえた神戸柄の文具は約80種。その中から「かわいくて、軽くて、かさばらない」(お団子頭さん)グッズを紹介します。

 神戸港の開港150年目を記念した神戸タータン。海の青、洋館や真珠の白、神戸ポートタワーの赤と神戸の街をイメージしたチェック柄は、「神戸のシンボルとして使い続けてほしいデザインです」と称賛。神戸タータン協会公認商品でも特に人気はクリアファイル(250円)。一人で20枚買い求める人もいるそう。

 神戸在住の鳥瞰図師青山大介さんの作品が表紙を飾る「港町神戸鳥瞰図2017ノート」(3柄、各400円)。緻密なタッチで描かれた神戸の街並みに見入ってしまいそう。中の罫線は青山さんによるフリーハンドという隠れた遊び心も。

 神戸ポートタワー型のゼムクリップ(10個入り・300円)も丈夫な作りがお薦め。夜のポートタワーを再現したような色も注目されそう。

 「番外編」として挙げたのが、「かさばるけれどプレゼントに最適」という通称「光るパン」。「ビゴの店 神戸国際会館店」のパンを加工しランプに仕立てた「パンプシェード」(5500円~)で女性に大人気。「神戸はパンの消費量が日本一の街。パンを目当てに神戸を訪れた人が、身近に置いておきたいと買われるのでは」

 取材中も、常連さんから声をかけられるお団子頭さん。彼女自身が神戸名物なのかもしれません。

 〈ナガサワ文具センター〉1882(明治15)年創業。今年で135年。神戸を中心に9店舗を展開。六甲グリーン、北野異人館レッド、須磨離宮ローズなど、神戸の地名を色で表現したオリジナルの万年筆用ボトルインク「Kobe INK(神戸インク)物語」が人気。

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