亀岡スタジアムいらない 京都、反対の市民が集会

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府スタジアムの建設予定地(右奧)の周囲をデモ行進し、計画中止を訴える集会参加者ら=17日、亀岡市保津町

 京都府が亀岡市で建設計画を進める球技専用スタジアムに反対する府民集会が17日、同市で開かれ、地元や府内の約350人が集まった。参加者は建設による水害や交通渋滞などの懸念を訴え、JR亀岡駅北側の建設予定地沿いをデモ行進して「駅北にスタジアムはいらない」と声を上げた。

 府と市が来年1月の着工に向け用地買収の議会手続きなどを終える中、問題点が依然多いとする市民グループや労働組合などの実行委員会が計画ストップを掲げて開催を呼び掛けた。

 亀岡駅近くの公園で開いた集会では、実行委員長で、用地取得費の支出差し止めを求めて府と市に住民監査請求をした高向吉朗さん(68)が「治水や交通渋滞、アユモドキ保全、経済効果などの問題があるのに、府と市は市民への説明を尽くしていない。情報を隠すような姿勢は正さなければならない」と批判した。

 市内で多数の犠牲者を出した1951年の平和池水害を経験した同市篠町の女性(87)も「水害の常習地の亀岡にスタジアムをつくるのは危険で無責任だ」と訴え、結びに「平穏な暮らしを脅かしかねない計画をやめさせよう」とする集会アピールを採択した。参加者は横断幕やプラカードを掲げて行進し、「スタジアムよりも暮らしを優先」などと訴えた。

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