長崎工ヨット世界選手権へ

 長崎工高ヨット部女子の3年生ペア、川口莉子・吉田鈴奈組が、国際FJ級世界選手権(7月26~29日・スロベニア)に日本代表として出場する。三嶋由之監督は「特別な時間を過ごし、これからに生きるような経験をしてきてほしい」と期待を込める。

 FJ級は主にユース世代を対象とした競技艇。全国高校総体(インターハイ)で採用されており、長崎工高勢はこの種目で日本一をはじめ、何度も全国入賞してきた実績がある。

 川口・吉田組は昨年12月の全日本FJ級選手権で、2年生ペアながら男女総合5位(女子2位)に入り、男女各1枠の世界選手権代表に選ばれた。川口はチームのエーススキッパーで安定感が出てきた。クルーの吉田はさまざまな艇種に対応できる器用さが持ち味。

 初の海外でのレースに、川口は「出させていただけることに感謝し、チームが1番の目標とする8月のインターハイ優勝へつなげたい」、吉田も「不安や緊張もあるけれど、インターハイに向け、レースを通してもっと成長したい」と意気込んでいる。

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