土用丑の日前にウナギ供養

 土用の丑(うし)の日(25日、8月6日)を前に、ウナギの冥福を祈り、商売繁盛を願う「鰻(うなぎ)供養」が19日、諫早市の本明川河川敷であり、子どもたちが成魚約50匹を放流した。

 市内のウナギ専門5店舗でつくる「諫早うなぎ料理振興会」(北御門孝廣会長)が主催。需要が高まる7月に例年開いている。

 神事の後、真生保育園(同市城見町)の園児21人がバケツに入ったウナギに「ぬるぬるしてる」と歓声を上げ、悪戦苦闘しながら川に流した。その後、同振興会は市内の介護施設入居者に鰻弁当約60食を贈った。

 諫早のかば焼きは二重底の楽焼の器の空洞部分に湯を入れ、仕上げに蒸すのが特徴。「楽焼うなぎ」と名付け、今年6月に商標登録された。北御門会長は「栄養豊富なウナギを食べて、暑い夏を乗り切って」とPRした。

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