明治時代の殉職警官墓参 相模原、津久井署員ら

 地元で殉職した警察官3人の志を引き継ごうと、津久井署員と警察官OBら計15人が18日、神奈川県相模原市緑区にある殉職警察官の墓を訪れ、追悼した。

 眠っているのは明治時代の巡査3人。護送中に逃亡した容疑者を追い掛けて水死したり、腸チフスの流行で予防救護に当たり自らも病に倒れたりした。先人をしのび警察官の任務を理解してもらおうと、新人署員を交え毎年墓参している。

 昨年配属された地域課の志田晴佳巡査(24)ら4人の若手署員も参加。一行は、同区中野の祥泉寺を訪れたあと、同区佐野川の墓地を巡り、花や線香を手向けた。

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