中学校給食、「センター方式」を正式決定 横須賀市教委

 横須賀市教育委員会の定例会が21日、同市役所で開かれ、中学校給食について、市内に給食センターを1カ所整備し、全23校に配送する「センター方式」で実施することを正式に決定した。

 中学校給食を巡っては、市教委が6月30日の定例会で、▽全校同時に開始できる▽財政面での負担が比較的少ない▽既存の教育活動への影響が最も少ない−などとして、センター方式で実施するとの事務局案を提示。上地克明市長と教育委員5人が協議した7月18日の総合教育会議でも両者の方向性が一致していた。

 21日の定例会では委員から、「学校現場から意見をしっかりと聞きながら課題を解決し、進めていきたい」などといった意見が出された。

 今後は給食センターの用地確保に加え、調理後2時間以内で食べるための配送ルートや車両の台数の検討なども進める。

 上地市長は「全部局一丸となって取り組み、早期により良い形で実施できるよう全力を尽くしたい」と話している。

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