【MLB】田中将大の“一発病”を米メディアも問題視 「恐ろしいほどの確率で被弾」

ヤンキースの田中将大投手は22日(日本時間23日)、敵地でのマリナーズ戦に先発し、6回7安打4失点6奪三振無四球で勝敗はつかなかった。1点のリードを許したまま降板も、チームは8回に同点に追いついたため、田中に黒星はつかず。しかし、チームは5-6で延長10回サヨナラ負けを喫した。

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

自己最悪&メジャーワーストの今季26被弾「それ以外の部分はまとまっている」

 ヤンキースの田中将大投手は22日(日本時間23日)、敵地でのマリナーズ戦に先発し、6回7安打4失点6奪三振無四球で勝敗はつかなかった。1点のリードを許したまま降板も、チームは8回に同点に追いついたため、田中に黒星はつかず。しかし、チームは5-6で延長10回サヨナラ負けを喫した。

 エース右腕は3回に突如乱れ、2本のソロ弾を浴びるなど一挙4失点。今季の被弾は自己ワーストの「26」となり、メジャー全投手の中でも今季ワーストタイとなった。3回以外はほぼ完璧な投球だっただけに、深刻な“一発病”を地元メディアも問題視している。

 田中は1-0と1点リードで迎えた3回に悪夢を見た。先頭ズニーノに同点弾を浴びると、1死からギャメルにもライトにソロ弾を運ばれた。今季26被弾は、リッキー・ノラスコ投手(エンゼルス)に並ぶメジャーワーストタイに。一発攻勢で崩れた田中はこの回、さらに2本のタイムリーを許して4失点を喫した。

「ヤンキースのマサヒロ・タナカ、本塁打を浴び続ける」と特集したのはテレビ局「CBSスポーツ」電子版だった。今季115回2/3で26本塁打を献上している日本人右腕について「彼は恐ろしいほどの確率でホームランを浴び続けている」と報じられている。

 記事では、2015年シーズンは154回で25本塁打、16年シーズンは199回2/3で22本塁打を浴びてきたデータも紹介。今季は115回2/3で26本塁打と、明らかに苦しんでいる。

 この日は一発攻勢に沈みかけた「魔の3回」以外、マリナーズ打線に付け入るスキを与えなかった。「もしも、ホームランの数字を削ることができれば、田中にとって、それ以外の部分はまとまっているように見える」と分析し、“一発病”の克服を急務としている。(Full-Count編集部)

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