TRIOブランド復刻、トランシーバー限定発売 JVCケンウッド

 JVCケンウッド(横浜市神奈川区)は9月中旬、ケンウッド設立70周年記念モデルとして、往年の「TRIO」ロゴを冠したHF/50MHzトランシーバー「TS−590SG70」を70台限定で発売する。価格は税別24万円。予約販売のみで、24日から9月6日まで同社の無線機商品取扱店で受け付ける。申し込み多数の場合は抽選となる。

 旧ケンウッドは、戦後間もない1946年12月21日に創業した春日無線電機商会が発祥。ラジオの修理、組み立て販売から出発し、直後に商標を「TRIO」とし、60年には社名もトリオに変更した。

 86年にケンウッドに社名変更したが、前身のTRIOブランドはオーディオや無線機などの名門として親しまれた。アマチュア無線製品では、送受信性能の向上に加え、コンパクトで使いやすさを追求した「TS−500」(66年発売)を初代モデルとする500番台シリーズがヒットした。

 今回、70周年を機にTRIOブランドを「TS−590SG70」で限定復刻。2014年発売の現行モデルをベースに、フロントパネルにTRIOロゴを配し、仕上げには黒を基調とした「エレガント・クリスタル・ブラック」を採用した。高度な送受信性能はそのままに、背面には限定シリアルナンバーを付け、購入者全員に特製コールサインプレートを進呈する。問い合わせは同社カスタマーサポートセンター電話(0120)272787。

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