プロ4年目で飾った福岡“初勝利”、今季2勝目のロッテ石川「嬉しいです」

ようやく掴んだ福岡での初勝利だった。ロッテの石川歩投手。23日のソフトバンク戦(ヤフオクD)で先発すると、強力なソフトバンク打線を7回途中まで6安打1失点に封じる好投を見せ、今季2勝目をマークした。

ロッテ・石川歩【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

スライダーを有効活用してホークス打線を圧倒

 ようやく掴んだ福岡での初勝利だった。ロッテの石川歩投手。23日のソフトバンク戦(ヤフオクD)で先発すると、強力なソフトバンク打線を7回途中まで6安打1失点に封じる好投を見せ、今季2勝目をマークした。プロ4年目で初めてヤフオクドームで白星を挙げて、同時に伊東勤監督の監督通算600勝を飾り「(600勝は)知らなかったです。ここで初めて勝てたので、それが嬉しいです」と安堵の表情を浮かべた。

「スライダーを多めに使っていけた。シンカーばかりだったので、打者のタイミングを外すことが出来た」

 シンカーが武器の右腕だが、この日はスライダーを有効に使い、鷹打線を封じた。1点リードの2回に松田に同点の適時二塁打を浴びたものの、3回から5回まで3イニング連続で3者凡退に。6回2死一、二塁では、4番の内川を三ゴロに切った。

 7回に1死一、三塁のピンチとなったところで、救援を仰いだが、松永、益田がこのピンチを脱した。6月13日のDeNA戦(横浜)以来の白星となる2勝目を挙げ「そんなに良くはなかったですけど、勝てて良かった。早めに点を取ってもらって、ちょっとラクに投げられました」と語った。

「もう少し微調整して、次に備えたい。もう少し下半身を使って投げられるようにしたい。(2勝は)少ないですね。1勝1勝積み重ねていけるようにしたい」と、後半戦での巻き返しを誓っていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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