独創的「一杯」に歓声 横浜でカクテルコンペ

 全国のバーテンダーが、オリジナルのカクテルと技術を競う「ヨコハマカクテルコンペティション2017」が23日、ローズホテル横浜(横浜市中区)で開かれた。日本バーテンダー協会県本部横浜支部の主催で、参加者は独創的で色とりどりの一杯を作り上げた。

 大会は11回目。同市内で開かれる芸術イベントをテーマにしたオリジナルカクテルを創作することが特徴だ。同様の大会の中でも、全国的に注目度が高いという。

 今回のテーマは、8月に開幕する国際芸術展「横浜トリエンナーレ2017」のタイトル「島と星座とガラパゴス」。79人のバーテンダーがシェーカーを振り、そこからイメージしたカクテルをグラスに注ぐと、集まった約千人の観客から歓声と拍手が上がった。

 グランプリには、テキーラをベースにした「フェリーク」を創作した、「バー リリーベル」(横須賀市)の村上貴士さんが選ばれた。大会実行委員長の有田王城さんは「出場者には、この経験を生かしてさらにステップアップしてほしい。また、大会をきっかけに横浜から新しいカクテルが生まれてくれれば」と話していた。

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