中学生らが海岸清掃 横須賀

 横須賀市立長井中学校(同市長井)の生徒らが24日、近くの富浦公園前の海岸で清掃活動を行った。市上下水道局の呼び掛けに応じた有志約50人が、ごみ拾いやアオサの除去に汗を流した。

 同海岸は夏になるとアオサに覆われる。放置すると悪臭を放つ上、海の生物や土壌に悪影響を与えるため、毎年この時期に清掃を行っている。

 生徒たちは、砂浜でペットボトルや空き缶を回収。カーペットや自転車のタイヤなど大きなものまで見つかり、驚きながらも30袋ほどのごみを拾った。

 膝まで海につかり、熊手を使って波打ち際のアオサも除去。雪遊び用のソリに載せて浜辺まで運び、緑色の海藻の山を作っていた。

 3年生で生徒会長の生徒(14)は「小さい頃から遊んでいる場所にごみが捨てられるのは残念。1、2年生に清掃活動を受け継いでもらい、まちを大切にしてほしい」と話していた。

© 株式会社神奈川新聞社