標識・街灯などの点検作業、古河電工が支援アプリ開発 タブレット端末のGPSで効率化

 古河電工はこのほど中電技術コンサルタント(本社・広島市南区)と共同で標識や街灯など道路付属物の点検を支援するタブレット端末向けのアプリを開発した。

 10月から販売を開始する予定。点検する緯度・経度を組み込んだファイルとタブレット端末に内蔵されたGPSシステムを組み合わせることで、現在位置に近い場所にある点検対象物の写真を自動で表示。より効率的な点検が可能となる。

 併せてタブレット端末のカメラを活用するなどして点検現場で調書の作成作業が行えることも特長。さらにペーパーレス化や点検漏れの防止にも貢献できる。

 点検を行う企業や建設コンサルタント会社などでの需要に期待しているほか、将来的には自治体向けの販売も視野に入れている。アプリの開発は中電技術コンサルタントから現場のニーズなどの情報を得て、アイデアを出し合いながら両社で進めてきた。

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