三浦市副市長を3期12年 杉山氏退任

 三浦市副市長を3期12年務めてきた杉山実さん(67)が25日、退任した。多くの職員らに見送られ、長年過ごした庁舎を後にした。

 杉山さんは1973年に三浦市役所に入庁し、行政管理部長などを歴任。吉田英男市長が初当選した2005年に助役(当時)に就任し、女房役として支えた。市によると、3期12年は同市の助役・副市長として最長。

 管理職を前にした退任式で、杉山さんは「人生の約6割を三浦市役所で働いたことは万感の思い。最初の職場は水道部で、5年間水道メーターの検針をしたことが、長い役所生活の礎」とあいさつ。吉田市長は「計り知れないほど感謝している。就任時の右も左も分からない時に、(杉山さんを)副市長に選んだことは間違いなかった」とたたえた。

 その後、市役所本館正面玄関前で開かれた送別式では職員から花束が贈られた。

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