ブラインドサーフィンに挑戦する 54歳パラ界のレジェンド 葭原滋男選手

夏の砂浜、ウエットスーツを着て白杖を手に波打ち際へと向かう葭原滋男さん。
視覚障がいの葭原さんは、波の音と周囲からの掛け声だけで波に乗る「ブラインドサーフィン」をするサーファー。視覚障がいであることを一瞬忘れてしまうほど、波に乗る姿は他のサーファーと区別がつかない。
波から上がってきた葭原さんは、「海は気持ちいいです」日に焼けた顔で笑った。

葭原さんは、1992年のバルセロナパラリンピックを皮切りにアトランタ、シドニー、アテネ4大会に出場。走り高跳び銅メダル、自転車競技金メダルと、銀メダル2つを持つパラスポーツ界のレジェンド。「とにかく、視覚障がいのある人の持つ、静かにじっとしているイメージを変えたい。みんなもっと元気なんです」2007年にはブラインドサッカーでも日本代表となり、50歳を過ぎた現在も、まだまだやり足りないと2020年の東京を目指して新たな競技に挑戦し日本代表を狙っている。

「陸と海の次は、空です。スカイダイビング!かな」日焼けした顔が再び笑った。


葭原滋男(ヨシハラシゲオ)

葭原滋男選手

1962年11月23日生まれ 54才 東京出身

10歳の時、網膜色素変性症を患い22歳で視覚障害者認定。1992年バルセロナパラリンピックで走り高跳び4位入賞、96年のアトランタパラリンピック走り高跳び銅メダル、2000年シドニーパラリンピックでは自転車競技に出場金メダル1個、銀メダル1個を獲得。2004年アテネパラリンピックでも自転車競技で銀メダルを獲得。
2007年ブラインドサッカー日本代表に選出され、2009年ブラインドサッカーアジア大会で2位、ハットトリック達成。

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