「姫ちゃり」利用絶好調 観光や通勤通学で定着進む

利用が好調な「ミミちゃん号 西松屋チェーン 姫ちゃり」=姫路市役所

 兵庫県姫路市のコミュニティーサイクル事業「ミミちゃん号 西松屋チェーン 姫ちゃり」の利用が好調だ。2017年度4~6月で1日1台当たりの平均利用率は1・93回に上り、初年度の16年度平均(1・43回)を大幅に更新。5月には2・05回で初の2回超えを記録した。通勤通学や観光客の足として定着が進んでおり、市は「将来的には年平均で1日2回の利用率を目指したい」と意気込む。

 姫ちゃりは、中心市街地の回遊性向上を目的に昨年7月に導入。1時間100円の料金で、JR姫路前など計16カ所のステーションで自転車を借り、どのステーションでも返却ができる気軽さが売りだ。現在は120台が稼働している。

 市によると、17年度の利用数は4月=6650回▽5月=7612回▽6月=6787回-を数え、大型連休があった5月は過去最高の数値となった。3カ月で約2万1千回の利用があり、既に初年度(約3万5千回)の6割の利用数に達している。

 時間別の利用状況では、平日は午前8時台と午後5時台が最も多く、通勤通学者の利用が目立つ。休日は午後1~2時台が多く、観光客が利用しているとみられる。1カ月1500円の定期利用も順調で4月は全体の9%だったが、6月には16%まで増えた。

 同様の貸自転車事業は神戸市でも15年に導入され、民間事業者が同市内の12カ所で70台を稼働させる。同市によると、4~6月の1台当たりの平均利用率は1・76回だったという。

 姫路市交通計画室は「自転車を借りるシステムの理解も広まってきた」と分析。返却先のステーションが満車でも、近くに止めて鍵を専用端末機に返却できるなど使い勝手の良さが利用好調に寄与しているという。「利用開始を午前7時に早めたのも使いやすくなった要因では。自転車は市街地をめぐるのに便利。さらなる利用を促したい」としている。

 同市は17年度中、さらにステーションを新たに4カ所増設する方針。姫路城に近い大手前公園(同市本町)に設け、観光客や同公園でのイベント来場者らの利用を見込む。ほかに中心市街地西側のウインク球場(同市飯田)周辺などにも整備する。自転車の稼働台数も約160台まで増やすという。(金 旻革)

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