勝つぞ「囲碁のまち」 全国出場の平塚・浜岳中生誓う

 30、31日に日本棋院東京本院(東京都)で行われる「小・中学校囲碁団体戦全国大会」に出場する平塚市立浜岳中学校(同市龍城ケ丘)囲碁部の生徒3人が27日、平塚市役所を訪れて意気込みを語った。「囲碁のまち」としてさまざまな事業に取り組んでいる同市を代表するだけに、3人は健闘を期した。

 同校は囲碁部がある市立中の2校のうちの一つで、部員は28人。今月9日に相模原市内であった県予選中学生の部で3位に入り、2年連続10度目の全国切符を手にした。

 この日平塚市役所を訪問したのは、ともに3年の久保田相さんと森田悠嗣さん、2年の鷲頭広輔さん。久保田さんは「一つでも多く勝ってチームに貢献したい」と決意を語り、森田さんは「どの部活でも全国大会出場が目標だと思う。その大会に出られることを自覚しベスト8を狙いたい」と続けた。鷲頭さんは「浜岳中だけでなく県の代表として頑張りたい」と力を込めた。

 落合克宏市長は「故木谷實九段が道場を開き、棋士を育てたのが浜岳中近くの桃浜町。『聖地』の中学生が力を発揮してくれたのがうれしい。優勝目指して頑張ってほしい」と激励した。

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