緑区で二重投票 横浜市長選

 横浜市緑区選挙管理委員会は30日、同市長選と市議補選の投票所で、期日前投票を済ませていた80代女性に誤って投票用紙を配布し、二重投票となるミスがあったと発表した。すでに投函(とうかん)され、二重に投票された用紙を判別できないため、いずれも有効として取り扱われる。

 区選管によると、女性は26日に区内の臨時期日前投票所で投票。30日午後2時40分ごろにも区内の投票所を訪問。受付担当の70代男性が女性の投票手続き書類のバーコードを読み取った際、パソコン上に表示されたエラーメッセージに気付かなかったという。

 区選管の林昭宏書記長は「投票の公平性を損なう事故を起こし大変申し訳ない。改めて従事者の指導を徹底する」とコメントした。

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