<さいたまダービー>再浮上願う浦和、大宮サポ4万5千人超が大声援で鼓舞 期待の声や語気強めて注文も

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 優勝戦線への再浮上に向けて仕切り直しとなった浦和が5日、ホームの埼玉スタジアムで行われた大宮との“さいたまダービー”で、2―2の引き分けとなった。堀孝史新監督の就任直後の試合で赤のイレブンは、勝利をつかもうと必死にプレー。サポーターも大声援で鼓舞し続けた。激しく競り合い終了間際で同点に追い付いた大宮のサポーターは「ダービーは負けられない」と力を込めた。

 埼スタには、さいたまダービーで勝利し、再浮上してほしいと願うサポーター4万5411人が駆け付けた。

 浦和サポーターでさいたま市南区のアルバイト菊池由美さん(58)は、浦和の上位進出に若手の活用が必要とした上で「菊池や矢島などを積極的に起用してほしい」と注文。夫で会社員の誠一さん(55)は由美さんに同意見とした上で「チーム内競争を高めて」と語気を強めた。

 上尾市の会社員田中信行さん(38)は、今季の失点の多さから守備の再整備の必要性を指摘。「堀監督は守備的なポジションの選手だった。守備の強化に何が必要か、理解していると思う」とチームの守備面での再建に期待を込めた。

 元選手の経験を生かしてほしいとは、さいたま市桜区の福祉施設職員福島恵美子さん(54)。「堀監督は選手の気持ちが理解できると思う。調子の良い選手を見極め、どんどん起用してほしい」と訴えた。

 試合終了の笛が鳴ると、浦和サポーターは声を失い、しんと静まり返った。しかし選手を鼓舞しようと「浦和レッズ」コールがスタジアムに響き渡った。

 一方、終了間際に同点に追い付いた大宮のサポーターは悔しさと安堵(あんど)の表情をにじませた。

 蓮田市の公務員小山智晴さん(23)は「引き分けで悔しいが、現状の順位ではしょうがない」。越谷市の会社員鈴木隆さん(54)は「負けなくて良かった。浦和は監督が代わったが、チームに変化は感じられなかった」と振り返る。

 鴻巣市の自営業青木裕一さん(49)は「追い付いて良かった。ダービーは負けられない。今季は浦和に勝ち越せて良かった」と話し、スタジアムを後にした。

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