近年のJ1、対戦相手の監督を最も「解任」させたチームは?調べてみた

ここまで21節が終了した今季のJ1。

シーズン開幕当初から数えるとすでに5チームで監督が交代になっており、これは過去3シーズンにおいてすでに最も多い。

監督が交代するということは、チームに何かしらの問題があるということだ。

多くの場合はチーム状態が不振であり、ある試合での黒星を契機に監督の交代が発表されることは決して珍しくない。

そこで今回は、2015年からの3シーズンにおいて監督が交代になったJ1クラブが最後に対戦したチームを調べてみた。つまり、結果的に対戦相手の監督を「解任」させたチームがどこなのかを明らかにしてみたいのだ。

そこに共通点や類似性はあるのだろうか?

2017シーズン

アルビレックス新潟

2017年5月5日(金)
J1 第10節 川崎フロンターレ 3-0 アルビレックス新潟
→川崎に敗れた後、三浦文丈監督が退任

大宮アルディージャ

2017年5月27日(土)
J1 第13節 柏レイソル 4-2 大宮アルディージャ
→柏に敗れた後、渋谷洋樹監督が退任

鹿島アントラーズ

2017年5月30日(火)
AFCチャンピオンズリーグ ラウンド16 第2戦 鹿島 2-1 広州恒大
→ACLの敗退が決まった後、石井正忠監督が退任

サンフレッチェ広島

2017年7月1日(土)
J1 第17節 浦和レッズ 4-3 サンフレッチェ広島
→浦和に敗れた後、森保一監督が退任

浦和レッズ

2017年7月29日(土)
J1 第19節 北海道コンサドーレ札幌 2-0 浦和レッズ
→札幌に敗れた後、ミハイロ・ペトロヴィッチが退任に

2016シーズン

柏レイソル

2016年3月12日(土)
J1 1stステージ 第3節 柏レイソル 2-2 ジュビロ磐田
→磐田と引き分けた後、ミルトン・メンデス監督が退任

FC東京

2016年7月23日(土)
J1 2ndステージ 第5節 川崎フロンターレ 1-0 FC東京
→川崎に敗れた後、城福浩監督が退任

名古屋グランパス

2016年8月20日(土)
J1 2ndステージ 第9節 柏レイソル 3-1 名古屋グランパス
→柏に敗れた後、小倉隆史監督が退任

アルビレックス新潟

2016年9月25日(日)
J1 2ndステージ 第13節 アルビレックス新潟 0-2 鹿島アントラーズ
→鹿島に敗れた後、吉田達磨監督が退任

2015シーズン

ヴァンフォーレ甲府

2015年5月10日(日)
J1 1stステージ 第11節 ヴァンフォーレ甲府 0-1 湘南ベルマーレ
→湘南に敗れた後、樋口靖洋監督が退任

鹿島アントラーズ

2015年7月19日(日)
J1 2ndステージ 第3節 松本山雅 2-0 鹿島アントラーズ
→松本に敗れた後、トニーニョ・セレーゾ監督が退任

清水エスパルス

2015年7月29日(水)
J1 2ndステージ 第5節 横浜F・マリノス 1-2 清水エスパルス
→横浜FMに敗れた後、大榎克己監督が退任

過去3シーズンのJ1において、シーズン途中に監督が変わったケースは12例。

うち9例が直前の試合で敗れており、今シーズンの鹿島は勝利したもののACLでの敗退から、昨シーズンの柏は引き分けた後に健康上の理由から監督が退任となった。

結果的に最も対戦相手の監督を解任させていたのは柏で、今シーズンは大宮、昨シーズンは名古屋がその試合後に監督が交代に。とはいえ、流石に3シーズンという括りが短かったのか、その回数はわずか2回となっている。

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