新しい別府土産開発 油八珈琲煎餅

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油八珈琲煎餅をPRする平野さん(手前右)と中塚さん(同左)ら
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色も香りもコーヒーらしさにあふれる油八珈琲煎餅

 泉都のPR活動に取り組む別府温泉宣伝協会と、コーヒー関連商品を手掛ける三洋産業(別府市)は、別府観光の父・油屋熊八にちなんだ菓子「油八(あぶはち)珈琲煎餅(コーヒーせんべい)」を開発した。新しい別府土産としてアピールし、売り上げはまちづくりに生かす。16日に発売する。

 コーヒーを前面に出したのは、熊八が1911(明治44)年に開業した亀の井旅館で、当時は珍しい西洋料理とともにコーヒーを提供していたことに由来する。小判形の煎餅には細かい粒に加工したコーヒー豆を練り込んでおり、豊かな風味が広がる。熊八は酒が飲めず、大福餅が好きな甘党だったことから味は甘くしている。

 3月から試作を繰り返して完成させた。商品開発を担当した三洋産業の中塚茂会長(85)は「コーヒーの魅力を広めるとともに、何とかして観光の神様である熊八にちなんだ土産品を作りたかった」という。

 「あぶはち」は熊八が名乗っていた別号。化粧箱には漫画家のクニ・トシロウさん(元別府大学教授)が描いた熊八と少女車掌のイラストを使った。別府温泉宣伝協会や三洋産業のほか、市内の旅館・ホテルなどに置き、5枚入り4パックを千円(税別)で販売する。

 売り上げの一部は、熊八をテーマにしたシオナーズキッズミュージカルの公演や観光まちづくり活動の支援に充てるという。別府温泉宣伝協会の平野芳弘代表(65)は「商品を通じて熊八の別府観光への多大な貢献をPRしていきたい」と話している。

 問い合わせは、別府温泉宣伝協会(TEL0977・23・4748)。

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