コウノトリが秋田に飛来 放鳥12年、全都道府県で確認

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秋田県で飛来が確認された雌のコウノトリ=11日、秋田県仙北市(遠藤英之さん提供)

 兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺)などは12日、国の特別天然記念物コウノトリが秋田県仙北市に降り立ち、全国47都道府県で飛来が確認された、と発表した。野外で暮らすコウノトリが100羽に達した6月に続き、野生復帰に向けた取り組みは大きな節目を迎えた。

 今回確認されたのは、2015年に千葉県野田市で放鳥された2歳の雌。11日午前、仙北市の農村部に飛来したのを住民が見つけ、同公園に報告した。

 豊岡市で05年9月に初放鳥されて以来、コウノトリの生息域は順調に拡大。15年12月に沖縄県、16年5月には北海道でも確認された。今年5月に山形県で見つかり、飛来の確認されていないのは秋田県のみとなっていた。

 47都道府県での飛来確認について、同公園の山岸哲園長は「私たちが掲げる『全国へ、そして世界へ』という合言葉が一つ実現し、野生復帰は新しい段階に入った。今後も全国に飛来し、多くの方に幸せを届けてほしい」とコメントした。 (秋山亮太)

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