富山大空襲で氷見漂着の犠牲者慰霊 島尾の住民ら150人

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 氷見市島尾の「富山空襲被災者漂流無縁仏供養地蔵尊」前で12日、島尾自治会などの慰霊の集いが開かれた。地元住民ら約150人が、富山大空襲で亡くなり、島尾海岸に漂着した無縁仏の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。

 臨済宗国泰寺派大本山・国泰寺(高岡市)の澤大道管長、富山大空襲を語り継ぐ会の会員で妙福寺(富山市)の藤井慶輝住職が読経し、参加者が手を合わせた。嶋敏雄自治会長や住民代表、氷見市宮田小の代表児童が焼香した。

 澤管長が「平和は非常に重要なこと。家庭や隣近所、友人と仲良くすることが世界の平和につながる」とあいさつした。

 嶋自治会長によると、富山大空襲後の1945年8月下旬、赤ちゃんを抱いたままの母親や、離れないよう互いの手を縛ったきょうだいら、逃げるため川に飛び込み亡くなったとみられる遺体が島尾海岸に流れ着き、住民が埋葬した。地蔵尊には4人がまつられている。

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