陸上だけじゃない!ジャマイカの一芸に秀でたサッカー選手たち

世界陸上もいよいよクライマックスを迎えようとしている。100mでは優勝を逃したウサイン・ボルトも400mリレーにはジャマイカ代表として出場。リオ五輪に続き金メダルを獲得することができるのだろうか。

さて、陸上に強いジャマイカだが、サッカーでは2大会連続準優勝のゴールドカップ以外では今一つ結果を残せないでいる。しかし、一芸に秀でた選手が多いのもまた同チームの特徴でアフリカの選手たちがヨーロッパの影響で洗練されてきたのに対して良い意味で粗削りながらも個性を感じさせる。

今回は何人かの選手たちを紹介しよう。

ドノヴァン・リケッツ

現在の公式身長は193cmだが1998年のワールドカップに出場した当時は公称198cm。2m近い背の高さに加えて元ホテルマンという肩書きが話題になった。

長身であるが行動範囲が広く、時にはゴールエリアを飛び出す勇気を見せる。一方でESPNが「簡単なセーブを冒険にさせる」とも評するなどリスクも伴っている。

40歳になった現在でもアメリカの下部リーグであるUSLのタルサ・ラフネックスに所属。ジャマイカ代表は100capを数え15年以上に渡りプレーした。

身長だけではなく年齢的にもキャリア的にもジャマイカを代表する大ベテランだ。

ウェズ・モーガン

日本代表FW岡崎慎司が在籍するレスターではキャプテンを務め、2015-16シーズンにはプレミアリーグ優勝を勝ち取った。

スピードこそ難はあるがモーガンが使われている理由はその肉体にある。リケッツが高さが売りだとするとモーガンの売りは横だ。そう身体の厚みが半端じゃないのだ。

登録体重は93kg、これは先のリケッツ(92kg)よりも重いものでズラタン・イブラヒモヴィッチやクリスティアーノ・ロナウドらと並んでも勝負できる圧倒的な体つきを誇る。

一方でBMI27.2はプレミアリーグでプレーする選手の中では5指に入る高さ。そのためオーバーウェイトではないかと数字だけで見た単純な批判もある。

レオン・ベイリー

2015年にデビューすると同シーズンのベルギーリーグ若手最優秀選手に輝いたウィンガー。マンチェスター・ユナイテッドなども興味を示したというが2017年1月よりレヴァークーゼンに移籍しブンデスリーガでプレーしている。

彼の売りは今時なかなか見ないそのドリブル狂ぶり。上半身、下半身ともに使い方がうまく相手を幻惑させるフェイント、圧倒的なスピードを持つ。ミドルシュート、意外な跳躍力、正確なパスなど技術的な水準は非常に高い。

FIFAシリーズでも高い評価を受けスピード93、加速力94と気が付けば世界有数の数字がついている。

ニックネームは“Mr.Europe”。「ヨーロッパリーグでは自分を世界にアピールできる」と語り、特に高いモチベーションを持つ。

マーク・マーシャル

ジャマイカA代表歴はないがイングランド下部リーグで名の知れた男、それがマーク・マーシャルだ。

かつてのチームメイトであるトム・ポープは「素晴らしい自己実現能力を持つ」と語る。

彼の武器は小柄ながら圧倒的な俊敏性とスピードでとにかくDFラインを突破することにしつこくアタックし続けている。

2016-17シーズンはブラッドフォードでチーム最優秀選手に輝き、今シーズンよりチャールトンへ移籍している。

ダレン・マトックス

400mリレーのアンカーがウサイン・ボルトだとしたら個性派ジャマイカン・フットボーラーのアンカーにふさわしいのはマトックスだろう。

スピードも非常に優れているためサイドアタッカーとしても起用されるが、“鳥人”ともいうべき圧倒的な跳躍力を持つ。

そのジャンプについてはQolyでも何度か紹介してきたが改めておさらいしよう。

2012年にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップス入り、そしてルーキーイヤーに見せたFCトロント戦でのハイパージャンプはまさにセンセーショナルだった。相手GKが伸ばした手より文字通り頭ひとつ抜け出た打点のヘディングは常人離れしているとしか言いようがない。

現在はホワイトキャップスを離れポートランド・ティンバーズでプレーしており主にスーパーサブとして後半途中から投入されることが多い。

以上、5人の個性的なジャマイカのサッカー選手を紹介した。

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