明るい色彩優しさ感じて シベリア抑留の画家・香月泰男蔵王で絵画展

香月泰男の幅広い作品群を集めた特別展

 第2次世界大戦後の過酷な抑留体験を基にした代表作「シベリア・シリーズ」で知られる画家香月泰男(1911~74年)の特別展が、宮城県蔵王町遠刈田温泉の美術館「エール蔵王 島川記念館」で開かれている。

 シベリアの大地を思わせる黄土色と木炭粉を練った黒色を基調とした「雪」「母と子」に加え、日常の光景や静物、花などを描いた油彩画、水彩画計26点を並べた。うち10点は初展示となる。

 太田勇館長は「抑留体験を色濃く反映した作風の印象が強いが、身近な食材や動植物を明るい色彩で表現した作品には優しいまなざしが感じられる」と話す。

 9月18日まで。横山大観、岸田劉生、平山郁夫ら著名芸術家の作品約150点も展示中。開館は午前10時~午後5時。入館料は一般1500円、小中学生400円など。連絡先は0224(26)9501。

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