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「小堀流踏水術」2年ぶりの奉納 熊本市

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立游で文字を書く「連書」を披露した中高生たち=熊本市南区

 肥後細川藩が武芸として奨励した「小堀流踏水術」の先師祭が12日、熊本市南区荒尾のアクアドームくまもとであり、小堀流踏水会(古閑忠夫師範)の約50人が伝統泳法を奉納した。昨年は熊本地震のため中止され、2年ぶりの開催。

 県内外の小中高生、大学生、指導者らがプールサイドに設けられた祭壇を前に、水中で水を交互に踏んで進む「立游[たちおよぎ]」をはじめとする基本の型を披露。立游で色紙に漢字を書く「水書」や梨の皮をむく「梨むき游」など熟練の技に、会場から大きな拍手が送られた。

 最年少の池田小1年の豊島壮一郎君(7)は浮身などを披露し、「バランスをとるのが難しかったけど、うまくできた」と笑顔。重さ12キロの甲冑[かっちゅう]をまとって泳ぐ「甲冑御前游」に挑戦した石川県の大学生八木一夫さん(22)は「泳ぎのきれいさを追求していくことが小堀流の魅力。これからも継承していきたい」と話した。

 小堀流は日本泳法13流派の一つで、県と熊本市の重要無形文化財。東京の学習院、京都、長崎でも伝承されている。(元村彩)

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