14日対決 両司令官の秘策とは/甲子園 青森山田・兜森監督×彦根東・村中監督

打撃好調で「中軸以外も一発があり得る」と語る兜森・青森山田監督=11日、大阪府吹田市
奇策の「引き出しはいっぱいある」と語る村中・彦根東監督=12日、大阪府池田市

 第99回全国高校野球選手権で、14日の第3試合で対戦する青森山田、彦根東(滋賀)の両監督が12日までに取材に応じ、理想の試合運びや攻略法について語った。青森山田の兜森崇朗監督(38)は「打撃が好調で中軸以外でも一発が出るぐらいに仕上がった」と手応えをつかんだ様子。一方、彦根東の村中隆之監督(49)は「(奇策の)引き出しはいっぱいある」と、青森山田に頭脳プレーで揺さぶりをかける可能性を示唆した。

 ■試合展開

 初戦を勝ち抜いた彦根東に対し、初戦の青森山田。「硬さ、緊張は避けて通れないので、三回までの序盤を抑えられるかどうかで随分違う」と兜森監督。高い守備力が生きる「3点以内のロースコアにしたい」と話す。

 村中監督は、青森山田打線のパンチ力を警戒。「5点以上を取ることが理想」と語る。原晟、高村の上位打線が「いい流れを呼び込めるキーマン」。2人の出塁を中軸以降でかえし、打撃戦に持ち込みたい考えだ。

 ■相手の印象

 両監督とも「互いに似ている部分がある」との見解だ。変化球を低めにコントロールよく集める投手陣、ゲームメークの鍵を握る1番バッター、地元出身選手の多さなど、共通点は少なくない。

 「青森山田は下位打線にも長打力があるので、1番相坂の出塁を防ぎたい」と村中監督。一方、兜森監督は彦根東の左腕2人に注意を払う。「球速以上の回転で切れのある直球の増居、変化球を織り交ぜる原功、2人とも自分の持ち味を自覚している好投手」という。

 ■頭脳プレー

 兜森監督が警戒する要素の一つが、彦根東が仕掛ける「奇策」だ。初戦では、安打を放ってオーバーランした相手打者を、捕手の一塁ベースカバーによるタッチアウトを試みた。「守備でトリックプレーを使うということは、恐らく打撃や走塁でも何かを練習していると見て取れる」(兜森監督)

 練習中、村中監督がテーマを課し、ナインが答えを探す中で、トリックプレーが考案されるという。村中監督は「(奇策を)警戒していてください」とけむに巻きつつ、「(奇策を実践)するかどうかは試合の場面次第だが、引き出しはいっぱいある」と、作戦の遂行に自信をのぞかせた。

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