初盆に岩泉再訪、冥福祈る 台風10号被災・滋賀の男性

 昨年8月30日、旅行中の岩泉町で台風10号豪雨を経験した大津市の内田猛(たけし)さん(69)は12日、被災後初めてのお盆に同町を再訪した。強烈な被災経験と悲しみを乗り越えるために訪れた内田さんは線香を上げ、犠牲者の冥福を祈った。

 雨の中、いまだ被災の傷跡が生々しく残る同町乙茂(おとも)の楽天イーグルス岩泉球場の前で線香を上げた。内田さんは「これで気持ちに一区切りをつけられると思う」と複雑な表情で話した。

 一歩でも前に踏み出したいと、線香と数珠を携え、お盆に再び同町を訪れた。同球場隣りの復旧した道の駅いわいずみなどを見た内田さんは「前に進んでいく人間の強さを感じた。まだ崩れた道路などもあり復旧途上だが、災害に強いまちをつくり上げてほしい」を復興への思いを託す。

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