共存の願い込め壁画に ミヤザキケンスケさん

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壁画を見せながら、願いを語るミヤザキケンスケさん=佐賀市の県国際交流プラザ

 7月に東ヨーロッパのウクライナで壁画を描くプロジェクトを行ったアーティストのミヤザキケンスケさん(38)=佐賀市出身=が11日、佐賀市の県国際交流プラザで報告会を開いた。ウクライナの現状などを語った後、子どもたちと一緒に花を描いた。

 報告会でミヤザキさんは、ウクライナの印象を交えながら、学校の壁に現地の子どもたちと一緒にペンキで壁画を制作するまでを紹介。街中にあふれる壁画の質の高さや、「なぜこれを描くか」を大切にする子どもたちのアートへの意識、国を良くしたいと勉学に励むウクライナ人の友人の様子を交え、ウクライナの印象を語った。

 壁画は絵本「てぶくろ」がモチーフ。手袋の中に難民や子どもたちを描き、「みんなで共存しようという願いを込めた」という。ミヤザキさんは「紛争など何が起こるか分からない地域。壁画を目にし、“前を向こう”と思ったり、争いじゃない解決を考えたりするきっかけになれば」と話した。

 参加した致遠館中3年の吉村祐一さんは「国の状況が不安定で、『国を変えないといけない』という切実な思いが、日本の子と違う」と感想を述べた。

 報告会後、集まった子どもと一緒に、色画用紙にクレヨンで花を描き、切り取った。作品の一部となり、21日まで佐賀玉屋本館6階で開催中のミヤザキさんの展示会で飾る。

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