復活「よ市」とともに新店舗 内陸避難の夫妻

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 東日本大震災のため花巻市で避難生活を送ってきた箱山栄一さん(67)、文子さん(65)夫妻は12日、大槌町中心部の末広町通りで7年ぶりに復活した夏祭り「よ市」に参加し、震災後初めて地元で料理を振る舞った。文子さんを中心に営業していた喫茶「フィッシュ」は津波で流失したが、新店舗が同町末広町に完成し、9月からの営業を計画する。震災から6年5カ月が経過し人口流出が懸念されるまちに、復興の起爆剤となる頼もしい仲間が帰ってくる。

 同日は末広町商店会のメンバーと共に屋台で出店。箱山さん夫妻は鉄板で肉や野菜を炒め、手際よく焼きそばを仕上げた。

 隣のテントで団子などを販売した大槌商工会女性部の木村里美部長(52)は「営業が再開したらみんなで食べに行こうと話をしている。『2次会はフィッシュ』というのが大槌の定番だ」と期待を膨らませる。 【写真=「震災で失われた町民の笑い声とにぎわいを取り戻したい」と語る箱山栄一さん(左)、文子さん夫妻=12日、大槌町・末広町通り】

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