【J1採点&寸評】G大阪 0-2 磐田|遠藤や今野に最低点。一方、中村俊ら4人最高点。MOMは…

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[J1 22節] G大阪 - 磐田/8月13日/吹田

【チーム採点・寸評】
G大阪 5.5
 オ・ジェソクが出場停止、ファビオも2試合連続で負傷により出られず、さらに井手口が前日に発熱したため急きょ欠場。チーム力が問われた一戦、中盤の選手層を活かすトリプルボランチと言える3-5-2で臨んだ。市丸がフリーマン的に動き回ってチャンスを演出していった。

 しかしゾーンディフェンスで対応したCKから2失点。チャンスは作れていたものの、最後はパワープレー頼みになりフィニッシュワークの精度を欠いた。

【G大阪|採点・寸評】
GK 
1 東口順昭 5.5
FKから2本を決められてしまった。それ以外はほとんどピンチがなかっただけに、東口であればそのうち1本をしのぎ、流れを変えたかった。
 
DF 
2 三浦弦太 5.5
前節の広島戦で傷めた左足首の影響もあり、ロングフィードは控えた印象(後半最初は右足でフィードを放っていた)。プレーにも迫力が感じられず、一本、仕事をしたかった。
 
6 金  正也 5.5
アダイウトンの突破には上手く対応していたものの、ラインを下げてしまう傾向があり、全体が間延びをしてしまう要因にもなっていた。

15 今野泰幸 5 (80分 OUT)
久々のストッパー起用で、川又や中村をチェックする役割を担う。ただ中盤のボール奪取力が下がってしまった点は否めず。CKから大井に競り負け、先制点を与えた。
 
MF 
35 初瀬 亮 5.5
この日は彼のいた右サイドから多くのチャンスが生まれた。積極的に仕掛けたが、アタッキングサードの勝負どころのプレー精度が低かった。
 
10 倉田 秋 5.5
初瀬らとの連係からの崩しはレベルが高かった。その神出鬼没な動きから、一仕事したかったが、この日はあと一歩及ばず。

7 遠藤保仁 5(90+1分 OUT)
中村俊を倒して与えたFKが失点につながる。アンカーとして試合をコントロールしたかったが、プレーエリアが低めで苦戦。
 
36 市丸瑞希 6(76分 OUT)
アグレッシブにスペースを突いてボールを受け、34分には決定的なシュートを放ったものの枠を捉え切れず。結局、ゴールに絡めなかった。
 

MF
4 藤春廣輝 5.5
推進力は抜群で、後半早々など『突き抜けた』際はビッグチャンスを作った。だが、もうひと工夫して崩したかった。
 
FW
11 ファン・ウィジョ 5 
47分の絶好のシュートはタイミングが合わず。その後も、強引なプレーでゴールに近づいた。しかし裏やワンタッチで狙うばかりで、もう少し連係に加わって崩す意識を持つことで、よりその脅威は活きるか。

FW
9 アデミウソン5.5
ひとりポテンシャルの違いを見せ、高い位置でボールを持つと必ずと言っていいほどチャンスになった。ファン・ウィジョとの連係が高まれば、かなりの猛威をふるいそうだが……。

交代出場
FW
20 長沢 駿 -(76分 IN)
最後の強烈なシュートは、カミンスキーのスーパーセーブに阻まれる。
 
MF
泉澤 仁 -(80分 IN)
攻撃に何度か関与。もう少し長い時間プレーを見たかった。

FW
高木彰人 -(90+1分 IN)
切り札として投入されたが、ゴールは奪えず。
 
監督
長谷川健太 5.5
負傷者や出場停止の選手が多いなか、チーム&個の能力を最大限引き出そうという布陣で臨んだ。しかし全体が間延びする時間もあった。若手の積極的な起用が今後生きてきそうだが……まだ苦しい時期は続きそうだ。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

【チーム採点・寸評】
磐田 6.5
 主導権を握られるなか、中村俊のFKから大井がヘッドで合わせて先制。後半は押し込まれたが、大井を中心とした守備陣が必死に耐えた。
 
 そして再び中村俊のFKからアダイウトンがドンピシャのタイミングで合わせ、試合を決めた。唯一、川又がまったく走れていなかった点が気になった。

 なにより今季G大阪から2勝を収めた点は高く評価したい。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 7
ファン・ウィジョの強烈ミドルを指先でセーブし、ポストに逃れる。さらにそのポジショニングの良さも、相手のシュートやクロスを誘発していた一因。最後もスーパーセーブで締めた。
 
DF
3 大井健太郎 7
 CKから先制点をねじ込み、シュートブロック、インターセプト、ヘディングでのクリアなど、チャンスとピンチで常に顔を出して活躍した。

35 森下 俊 6
アデミウソンの強さとテクニックに苦しんだが、最後のところで仕事をさせなかった。

41 高橋祥平 6.5
危機察知能力が冴えて、何度も素早いチェックでピンチの芽を摘んだ。終盤ややバテたものの、持ち堪えた。

 MF
5 櫻内 渚 6.5
終盤の苦しい時間帯、そのタフネスぶりでチームを助けた。運動量では対峙した藤春にも負けていなかった。

8 ムサエフ 6(83分OUT)
ボール奪取からの攻撃参加で、試合に変化を与えた。そこから磐田に流れを引き寄せ、先制点も生まれた。この暑さに苦しんでいる様子だが、随所で持ち味を発揮した。
 
40 川辺 駿 6(90分OUT)
ほとんどミスなく、相手の嫌がる位置でボールを収めた。その高い技術を、試合を重ねるごとに余裕を持って活かせてきた。押し込まれた時の守備が課題に挙げられそうだ。
 
13 宮崎智彦 6
左ウイングバックで先発し、最後はボランチに入ってフル出場。力に任せてくる相手をうまくいなしていた。
 
10 中村俊輔 7
2本のFKから2アシスト。その左足からのキックを、磐田の選手たちは信じて飛び込んでいた。その意味で、チームで奪った2ゴールだった。試合終盤のボールキープもレベルが高かった。

15 アダイウトン 7 MAN OF THE MATCH
G大阪に最も脅威を与え続け、しかも時間帯や点差に応じて与えられた仕事(ボールキープ、プレッシング、カウンターの起点役など…)をほぼパーフェクトにこなした。
 
FW
20 川又堅碁 5(73分OUT)
CKから潰れ役となって得点をもたらした点は評価したい。しかし、全体的に運動量が少なく、ほとんどボールを収められなかった。 

交代出場
MF
27 荒木大吾 6(73分IN)
知る人ぞ知るJ屈指の技巧派ドリブルから決定機を作ったが、決め切れず。ゴールは近いはずだ。

MF
30 上原力也 ―(80分IN)
ムサエムと交代し、そのままボランチに入る。大井らからきめ細かい指示を受けて役割をまっとうし、勝利に導く。
 
DF 
24 小川大貴 ―(90分IN)
左サイドバックに入って4バックにスイッチ。最終ラインを数的優位にして、試合を締めた。 

監督
名波 浩 6.5
連戦が続くなか、スタメンは変更せず。交代選手も全員が活躍。苦しみながらも勝点3を掴んだ。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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