故人に感謝、初盆迎える家々で精霊船準備 京都・宮津

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家族全員で手作りし、16日に宮津湾に流す精霊船(京都府宮津市万町)

 16日に宮津湾一帯で開かれる「宮津灯籠流し花火大会」を前に、初盆を迎える京都府宮津市内の家々で、故人の霊を送る精霊船が準備されている。

 精霊船は江戸時代に始まったとされ、同市では毎年花火大会の日に合わせ、灯籠と一緒に火をともして宮津湾に流す。かつては各家で作られたが、近年は葬祭業者に製作を依頼する場合が多い。

 同市万町の山本久美子さん宅では、2月に96歳で亡くなった義父・賢二さんの精霊船を家族全員で完成させた。6月ごろから仕事や学校が終わった後に作業をして、一つずつ手作りした造花などを船に飾り付けた。

 賢二さんのひ孫で宮津中2年の山本海秀さん(13)は「さまざまな話をしてもらい、今までありがとうと感謝の気持ちで作った」と話していた。

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