戦争証言 第四集出版 元かみつけの里館長・鈴木さん

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戦時下を生きた人たちの「声」を集め、4冊目の体験記を出版した鈴木さん

 戦時下を生きた人たちの体験を記録に残そうと、群馬県の元かみつけの里博物館長の鈴木越夫さん(73)=高崎市金古町=が、さまざまな人の手記をまとめた「戦時下に生きた青少年の体験記(第四集) 戦後七十二年の証言『生の声』」を自費出版した。戦争を経験した本人や親族ら78人が、戦争に関する記憶をつづった原稿を寄せた。

 2014年から出版しているシリーズの第4弾。今回は高崎15連隊や、その周辺で暮らした人々の体験を意識的に集めた。

 戦死した父親の思い出や、ニューギニアやインパールでの過酷な体験をはじめ、高崎に残された女性や子どもたちの生活に関する手記も収録した。執筆者はそれぞれの経験とともに「今の平和が続くことを願ってやまない」「戦争の恐ろしさ、理不尽さを知っている私たちが伝えていかなければならない」などと思いを込めた。

 鈴木さんは「戦争とはどんなものかを考え、平和を持続していくための一つの資料として、次の世代を担う若い人に読んでほしい」と話している。

 A5判、595ページ、2300円(税込み)。県内の一部書店で販売している。問い合わせは鈴木さん(電話027-373-2777)へ。

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