知事選 お盆の街で舌戦 人影まばら、訴えは熱く

お盆に入り、知事選の街頭演説が行われた街では人影はまばらだった=取手駅前

27日投開票の知事選は13日、お盆に入ったことから街頭演説を聞く人影は平日に比べてまばらだったが、現新3氏の陣営は県南地域を中心に支持を熱く訴えた。お盆期間中、各陣営は駅前や商業施設など人出のありそうな場所を求めて選挙カーを走らせる。

■街宣車も「配慮」 橋本氏陣営
無所属現職の橋本昌氏(71)の陣営は、取手市や守谷市、つくばみらい市など県南地域を街宣車で回り、支持を訴えた。

この日は、お盆に入ったことを考慮し、街頭に立つことを控え、「選挙カーを走らせながらの訴えや電話での支援要請」(陣営)に重点を置いた。

3連休が明ける14日からは、ショッピングセンターや駅前など人の集まる場所を選んで街頭演説を再開する予定。ただ、まだお盆期間中であることから、お墓参りの家族などに配慮し、墓地周辺や住宅街での街宣はなるべく控える形で、支持を訴えていく。(黒崎哲夫)

■6カ所で街頭に 大井川氏陣営
無所属新人の大井川和彦氏(53)=自民、公明推薦=は、お盆期間中は選挙カーで走りながらの「流し遊説」のみの予定だったが、「もったいない」(陣営)と急きょ街頭演説を組み入れた。鹿嶋市から坂東市まで計6カ所で街頭に立ち、県内をほぼ横断した。

演説場所は「静かに先祖を迎え、家族でだんらんしている」(陣営)と、住宅街は避け、人が集まりやすいショッピングセンターや駅前を選んだ。

取手市の取手駅前は、お盆で人影がまばらな中、現職候補を念頭に大井川氏は「がっぷり四つ」と語り、有権者と握手を交わした。(戸島大樹)

■取手駅や公民館 鶴田氏陣営
無所属新人の鶴田真子美氏(52)=共産推薦=は、取手市を中心に県南地域を回った。

同市の藤代公民館で行った演説会では、集まった支持者を前に「原発は最大の環境破壊。私が知事になったら、絶対に東海第2原発の再稼働延長申請はさせない」と力を込めた。

取手駅前で夕方、選挙カーの上でマイクを握ると、お盆のため帰省した人たちも視線を送った。東京都内から利根町の実家に帰省する途中の会社員男性(25)は「茨城の魅力を発信し、県内に観光客をどんどん呼び込む努力をしてほしい」と期待を寄せた。(高阿田総司)

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