県内3例目、女性脳死で臓器提供へ 心臓など5人に

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 県立中央病院(山形市)に頭部外傷のため入院していた成人の女性が、臓器移植法に基づき脳死と判定され、臓器が提供されることが13日、決まった。日本臓器移植ネットワーク(東京都)が同日発表した。脳死判定による臓器提供は法施行後469例目で、県内での脳死判定に基づく臓器提供は2016年4月に続き、3例目。

 関係者によると、脳死となる可能性があるとして、10日に同ネットワークに連絡が入ったという。女性は臓器移植に関する意思を書面で示していなかったが、家族の承諾により提供することが決まった。10年7月の改正臓器移植法の全面施行により、家族の承諾で臓器提供ができるようになっている。

 移植対象者(レシピエント)は5人で、移植実施予定施設などは表の通り。臓器は心臓、肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、腎臓、小腸を予定していたが、小腸は医学的理由で断念した。本県では、腎臓の一つが、山形大医学部付属病院で、腎炎の50代女性に移植される。14日午前4時50分ごろから臓器の摘出手術が開始される予定。

 臓器移植法によると、脳死判定は6時間以上の間隔を空けて、2回行うことになっている。1回目は10日午後6時35分に始まり、同9時4分に終了。2回目は12日午後4時6分から始まり、同6時32分に終わった。いずれの判定も脳死と判断された。

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