止まらない 降格へのカウントダウン 攻守の歯車ちぐはぐ

大宮-新潟 後半16分、MF矢野(左から2人目)のシュートがゴールライン寸前でFW江坂(右から2人目)に阻まれる=13日、NACK

 大宮に0-1で敗れ、3連敗を喫したサッカーJ1のアルビレックス新潟。「残りの試合に全てをかけろ 新潟人なら結果で示せ」。敵地のゴール裏に掲げられた横断幕には、約2500人の新潟サポーターの思いが込められていた。しかし、攻守の歯車がかみ合わないまま、降格へのカウントダウンが無情に進む。

 ボールをつないでくる相手の攻撃に、前半は積極的な守備で対抗した。磯村、加藤のダブルボランチの献身的なカバーを受け、両サイドバック(SB)が相手のDFライン近くまでボールを追い、速攻につなげた。

 「全体的に前から行く意識は出せた」と左SBの堀米。しかし、要所でのパスやクロスがつながらず、流れの中からの得点は4戦連続ゼロ。空中戦の利を生かそうと果敢に仕掛けたセットプレーも決めきれず、MF矢野は「点を取れないから優位に立てない」と天を仰いだ。

 守備の負担から攻撃の質が落ち、さらに守勢に追い込まれる悪循環は今季を通じた課題。加藤が「ボールが後追いになり消耗した」と話すようにスタミナを削られ、押し込まれる時間帯が増えると、一瞬の隙から試合を決められた。

 下位対決での痛恨の敗戦後もサポーターは拍手を送った。こうした光景が何試合も続いている。現状を打開するチームの覚悟が問われている。

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