災害時、ペット守る備えを 滋賀県が指針

災害に備えたペットの準備を紹介するガイドライン

 災害時にペットがトラブルに見舞われるのを防ぐため、滋賀県が「災害時ペット同行避難ガイドライン」を作成し、飼い主に対策を呼び掛けている。人と同様にペットも餌の備蓄や、はぐれた時の連絡手段の確保をする必要があると指摘。避難所生活になることも想定し、日ごろからの準備を求めている。

 ガイドラインでは、ペットと安全に逃げられるように、日ごろから手持ちのかご「ケージ」などへおとなしく入るようにしつけておくことを提案。パニックを起こして逃げることや割れたガラスによるけが、避難所でほかの避難者に迷惑をかけることの防止につながるとしている。

 また、最低3日分の餌や水、薬を確保し、さまざまな種類のペットフードが食べられるようにしておくことも大切と指摘。飼い主がいないときに家が倒壊してペットが逃げ出す恐れもあるため、連絡先が分かるように迷子札や皮膚に埋め込むマイクロチップを装着することも提案している。

 避難所を運営する市町向けには、ペットの受け入れ方も解説。涼しく臭いがこもらない場所に飼育場所を確保することや、受け入れ簿の作成など、事前に避難所でのルールを定めるように求めている。

 ガイドラインは、ペットが家族の一員と位置付けられることから飼い主を支援する目的で昨年9月に策定した。県生活衛生課は「災害時にペットが頼れるのは飼い主だけ。普段からの備えがあれば、人も落ち着いて行動できる」と準備を求めている。ガイドラインは県ホームページから閲覧できる。

あなたにおすすめ